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アガベ・夕映——“白鯨”として迎えたのに、気づけば主役。3年で学んだことと8号鉢のスペース問題

最初にお迎えしたのは2022年。当時のラベルには堂々と「白鯨」。でも育てるほどに「ん?」が増えていき、調べるうちに夕映の特徴とぴったり一致。ちょうどその頃、市場では“白鯨の子株として夕映が出回る”現象もあって、見事にまんまと——。

仲のいい植物仲間の美容師さんに報告すると「夕映結構好きですよ。持ってないですけど。」と気を使ってもらう。
とはいえ、そこから3年近く。今や大株へ育った夕映は、うちの棚で完全に主役。正体なんてもうどうでもいい、君が良い。そんな気持ちです。


目次

小さい頃は「ちょい開き」→ 大株になって“締まり顔”に

夕映は幼苗〜若株期は葉が開きやすいタイプ。正直、当時の見栄えは“惜しい”。
でもサイズが乗るにつれ、給水と乾燥のリズムが合ってきたのか、徐々に葉がギュッと締まるロゼットに。アガベは“水分管理を理解した瞬間に化ける”——夕映でそれを体感しました。

  • 購入当初2022年11月:発根管理とか用土選択のポイントを教えてもらった株です。名称は騙されましたが…
  • 2023年3月:初の植え替え。根鉢ってこういうことかと学びました。この時点でなんか白鯨ぽくないようなと思いました…
  • 2023年8月:この少し前からLEDライトに移行しました。それまでは窓際の採光だったのでそりゃ徒長しますね。
  • 2024年1月:だいぶいい感じになってきました。この頃は白鯨を購入していたので、夕映として育てています。
  • 本物の白鯨:全然違いますね。こちらが本物です。夕映は外側に葉が広がるのに対して、白鯨は内向きに丸く葉が展開します。
  • 2025年8月:だいぶいい感じになりました。8号鉢だとスペースを取るので、屋内ではなく外管理にしたいですけど、徒長が怖くてLED管理にしています。
  • うちで効いたコツ
  • :LED管理。2−3万ルクス。スポット型のライトからパネル型に変えてから特に形が良くなりました。
  • 完全に乾いてからたっぷり。中途半端は開きのもと。今のサイズだと夏場でも月に2−3回程度の灌水です。
  • :常に微風。株姿の“締まり”は風で作る。サーキュレーター◎
  • 用土:排水・通気優先(軽石+鹿沼土)。
  • :株の大きさに合わせ徐々にサイズアップ。

夕映は“スペース圧迫系”。子株がどんどん吹く

夕映のもう一つの顔は多産。気づけば子株がわらわら、棚の可処分面積がじわじわ削られます。
嬉しい悲鳴です。子株の貰い手を検討中。
親株自体も8号鉢なのでこれ以上鉢増しすると置き場が本当になくなります。どうするか…



夕映からの失敗と学び:ラベルより“株を見る”

  • 名前に寄りかからない:形・歯・葉質・発色を観察して本物か判断する。
  • 時間が答え:数ヶ月〜数年育てると“らしさ”は勝手に滲む。成長という歴史に愛着が湧きます。
  • 間違っていても、育てば正解:夕映が教えてくれた一番大事なこと。

これから:夕映と長く付き合うための“微調整計画”

  • 水のメリハリを維持(乾燥→給水の振り幅を明確に)。
  • 葉の締まりが崩れたら、まず光と風を点検。
  • 8号鉢は現状維持、ただし根張りを見て軽く根整理を検討。
  • 子株は春に選抜。主頭優先で輪郭美を磨く。

まとめ

“白鯨として迎えた夕映”は、いまやうちの棚の顔。本物の白鯨も今は棚の主役としてお迎えしてあります。
開き気味だった若い頃を抜け、水分管理がハマって締まり顔に。
子株は多産、スペースは圧迫——でも、それごと愛せるのが夕映の魅力。
これからも、名前より中身で推していきます。


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