最初に迎えたときの彼は、正直“ライトセーバーより細い”。このまま消えてしまうのでは…と思った矢先、親株は力尽き、子株がシュッと吹く。そこから3年、さらに子株が2つ増えて群生化。いまや棚の主役、スポットもバンドも濃く出て、名前負けしない“暗黒面の美”を見せてくれています。
目次
‘ダースベイダー’の来歴メモ
- 交配:‘La Noche’ × ‘Domingos Martins’
- 登録:BSI(Bromeliad Society International)に登録、作出:Lisa Vinzant(1997)。registry.bsi.org
- 花:緑の花序に紫花、筒状葉と好対照。bromeliad.com+1
ビフォー→アフター:枯れ線から“群生スタイル”へ
- 購入当初 2022年10月:細い、頼りない、まさに“ダース・ベイ…ダー?”と語尾が弱い。
- 2023年5月:親は落ちるもパップ(子株)登場。生存フラグ、立つ。
- 2024年7月:子株から子株が出現。群生の迫力が誕生。鉢の中が一気に“スター・フォレスト”。広がっている葉が見栄え悪い。
- 2025年4月:スポット&バンドが濃密。写真で寄っても耐える、推し顔面力。

失敗の先にドラマあり。ブロメリアは親が咲いて(or弱って)も子に繋ぐ、この“世代交代の妙”が最高。
推しポイント深掘り:濃いスポット、太いバンド、タイトな立ち姿
- 柄のコントラスト:濃いスポットと白いバンドのキレが段違い。暗い背景ほど光る。
- フォルム:タイトな筒状ロゼット。群生すると彫刻みたいに影が落ちて立体感UP。
- 写真映え:真横より斜め45°、柔らかい光で“バンドを撫でる”感じがベストな気がする。アップの方が好き。
LED管理メモ:締まるけど、油断は即・葉焼け
LED下で育てると葉がギュッと締まって模様が濃くなりがち。が、調子に乗ると葉焼け—やりました(白状)。

対策とコツ
- 距離:いきなり近づけない。15〜30cm→様子見→段階的に詰める。
- 点灯時間:10〜12時間前後から。新設LEDはまず短め×数日で“慣らし運転”。
- 風:LEDは乾きが早い。**微風(サーキュレーター弱)**で蒸れ&焼けリスクを下げる。
- 葉色観察:急に退色/白化の気配を感じたら距離を戻す or 照度を落とす。
- 水:用土側は乾いてからしっかり。
合言葉は**“ゆっくり強光”**。フォースも光量も、コントロールがすべて。
仕立ての妙:群生の迫力か、単頭のミニマルか

- 群生:いまのダースベイダーは群生が圧勝。柄の“縦横のリズム”が増幅され、影の彫りが深くて芸術点が高い。
- 単頭:分けるなら親の1/3〜1/2サイズで。無理な分離は根のダメージ大。清潔な刃→軽く乾かして→通気重視の用土へ。
用土:
水苔100%。株分けしたら次が用土管理にしようと思う。水苔だと根っこが苔に絡みついて結構処理することになる。
今後の野望:もっと子株を、そして…メルカリ計画
この勢いでどんどん子株を吹いてほしい!十分増えたら、メルカリでおすそ分けして、次の植物の軍資金へ循環させる作戦。
“増やして、分けて、また育てる”——この循環こそ趣味家のエコシステム。
まとめ:逆境を超えて“濃紋の主役”へ
- 枯れ線スタート→子株救出→群生化の成り上がりストーリーが胸熱。
- 濃いスポット&バンドはLEDでさらに締まる。ただし慣らし必須。
- 群生スタイルのかっこよさは唯一無二。これからもパップ量産で景色を作りたい。
- 子株が溢れたら、メルカリで次の一鉢へバトン。趣味は回して育つ。
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