「この高級品種を増やして儲けたんねん…」——スナグルトゥース(Agave Snaggletooth)…ギザギザの歯という意味を持つこいつを初めて手にした日、思わずそう呟きました。メリクロンが流行る前はお財布のほうが先に締まるような高額株。子株を買ったものの、一代目は発根管理にしくじり、腐らせ、2代目を育成中です。今でこそ入手しやすくなりましたが、うちの子は小さな子株から約2年、じっくり育っていまは堂々たる“中株”となりました。大きくなったけど、メリクロンが流行したので相場は購入時から大幅に下がりました。
目次
かつては“プレミア級”。メリクロン前夜のスナグル事情
スナグルトゥースは、メリクロン苗が出回る前はなかなかお目にかかれないうえに高額。メルカリで見つけたら、価格札と目が合って急に遠くを見つめる…そんな時代がありました。いまは流通が増えて、購入した当時の自分に教えてああげたい。「10分の1以下の価格で手に入るようになるよ」って
2年の成長ダイジェスト:ちび→少年→中株!
- スタート2023年6月:カスみたいな子株。鉢で控えめに主張している。同じサイズの子株を腐らしているので、慎重に発根管理しました。
- 2024年4月:斑入りだからなのか成長遅め。あと虫被害に遭ったので形が崩れている。
- 2025年8月:中株に成長。存在感はしっかりに。虫被害からも立ち直った。開き気味でもう少し締めたい。

推しはこの“クリーム色”。光で表情が変わる推し色
スナグルトゥースのクリーム色の縁取り、これが罪深い。グリーンとのコントラストが気持ち良く、光を浴びるとふわっと発色が上がって“見てるだけで整う”感じ。写真を撮るときは、午前中の柔らかい光が特におすすめ。クリーム色が上品に浮き上がります。
いまの課題:ちょい“開き気味”。ここから“締め”ていきたい
最近のうちのスナグルはロゼットが開き気味。カジュアルで悪くないけど、目指したいのはギュッと締まったコンパクトな姿。
“財布じゃなくて株を締めたい”ので、ここからは環境チューニングでいきます。
私の“締めプラン”(やりすぎ注意で)
- 日照の見直し:明るさをもう一段アップ(真夏の直射は段階的に)。
- 水やりのメリハリ:しっかり乾かしてから、しっかり与える。
- 用土と鉢:通気と排水を優先。そろそろ植え替えしたいサイズだけど、根鉢でしばらく締める。
- 風:サーキュレーターで風に晒して締める
スナグルと暮らすコツ(主観100%)
- “待つ力”が育つ:急がない。慌てない。焦らない。斑入りだし遅め。私は焦って水やりしすぎて葉が開いてしまいました。
- 値段とか考えない:購入した当時の値段で、今のサイズよりでかい株買えるよな…とか考えないの。今から購入する人たちが羨ましい…
まとめ:推し色×推し形=末長く推せる
スナグルトゥースは、クリーム色の気品とトゥースのワイルドさのいいとこ取り。メリクロン前夜の“高嶺の花”から、今は手の届く相棒へ。うちの子は2年で中株、次は“締まった主役”を目指します。
ゆっくり、でも着実に。育てるほど好きになる—そんな一鉢です。
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